相場の基本ダウ理論に無料で触れる<概念・基本原則・コンセプト編>


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「 今回の主題 」

 相場の基本となるダウ理論に触れよう。

 

「 前置き 」

 トレードを構築する上において又、トレードを語る上での共通認識において

 ダウ理論について一通りの理解を済ませておく事は重要です。

 簡略化された内容ではありますが頭にある程度イメージを作る事から

 の方が理解は生まれやすいと思いますのでよろしければお役立てください。

 私は「 当たり前を当たり前で終わらせない 」を口癖の一つとしていますが

 当たり前の中に感じた矛盾や素朴な疑問は大きなヒントになる事が非常に多いのです。

 この理論等に感じる矛盾、問題点に目を向けだす事がトレード構築の第一歩であると考えます。

 ですがそういった事はまず当たり前を理解した先に気づく事であります。

 そんな目線で読んで頂けると幸いです。

 

 

「 ダウ理論の考案者 」

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 チャールズヘンリー・ダウ(Charles Henry Dow)1851~1902

 アメリカ北東部コネチカット州出身

 新聞記者となりニューヨーク証券取引所での相場に関した記事を執筆する中で

 「平均は全ての事象を織り込む」という言葉と共にダウ理論の元となる考えを唱た。

 

 意外と知らない人も多い事ですがダウ氏はウォール・ストリート・ジャーナル

 での社説の中で株式市場の動向については執筆していたが

 その他では彼の理論を彼自身が著作した事は一度無い。

 またダウ理論という名前についても彼が命名したので無い。

 今見聞きされている一般的なダウ理論は、

 彼が没した後にまとめられた彼の論説を

 ロバート・リア氏が整理をし、さらにダウ氏の友人、

 ウィリアム・ピーター・ハミルトンによってより体系化された。

 

 しかしダウ氏やハミルトン氏は元々は投資に対する理論として

 ダウ理論を構築したのでは無くあくまで当時の経済全体の動向を

 把握する一つの指針・指標・バロメーターとしてこのコンセプトを提唱した。

 また体系化された現在にダウ理論においてもダウ理論の役割というのは

 相場を「予測」する事では無いという事を付け加えておく。

 ダウ理論の目的とする所は値の「確認」と「把握」である。

 

「 私の考えその① 」

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※ダウ理論だけに触れたい人は飛ばして結構です。

 ダウ理論が提唱された時代の経済というは今よりももっとずっと単純でありました。

 この頃考案されたこのコンセプトは現在においても相場を語る上での共通言語としての役割や

 個人個人がトレードを構築させる上で肉付けをする土台としての役割は未だありますが

 現代においてはダウ理論そのままでは通用しないと私は考えています。

 

 また一口にダウ理論と言ってもその部分部分においては定義が曖昧な部分も多々あり、

 例えば「それを」相場上で「どのように」認識するのか等については

 多数の解釈があるように思います。

 これは様々な書籍を読めば読む程感じる事だろうと思います。

 つまりダウ理論をまず学んだ上でそこに

 疑問や矛盾や不備を見出す人が多いという事でしょう。

 

 骨格は成すが肉は自ら食べ、鍛え、考え育てていく必要があると思います。

 そこには自分の視点で考えたまずコンセプトが先行していないと構築は難しいでしょう。

 仮にあなたがダウ理論を完全に暗記したとしても、その上でチャートを見たとしても

 おそらくあなたはチャート上で当惑するだけでしょう。

 なぜならそこには自分の視点と考察・仮説をもって

 いくつもの解決し定義し直さなければならない問題があるからです。

 

 

「 テクニカル分析の先駆者としての評価 」

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 ダウ氏の事をテクニカル分析の先駆者と評する人は多い。

 その理由は非常に広義ではあるが現在に至るまでのテクニカル分析に

 分類される分析方法がなんらかの形でダウ理論に関わっているという事が

 先駆者と呼ばれる所以である。

 

「 ダウ理論6つの基本原則 + 1 」

 1.平均はすべての事象を織り込む

 2.トレンドには三種類ある

 3.主要トレンドは基本的に三つの段階によって構成される

 4.平均は相互に確認されなければならない

 5.トレンドは出来高でも確認されなければならない

 6.トレンド転換は明白な転換シグナルが出るまでは継続する

 7.終値だけを使用する

 

1.「 平均はすべての事象を織り込むとは? 」

 プライスに影響を及ぼすであろうすべての要因は

 それがファンダメンタルズ的な要素であれ、政治的な要素であれ、

 若しくは予測不能な自然災害であれ、それらすべての要因は

 それが起こったと同時に直ち評価されプライスの動向に織り込まれてしまう。

 

 つまりファンダメンタルズ的な要素がプライスに対して影響を持つ事を

 認めつつもその評価は瞬時にプライスへ織り込まれてしまう故に、

 ダウ理論の立場としては価格そのものを分析すればそれは自然と

 ファンダメンタルズ的な要素も含めた分析を行う事であるというスタンスも

 同時に示していると考えられる。

 

 大きなニュース、事件、事故があったとしても

 ニュース番組やアナリストがその事についにて言葉を発するその時にはすでに

 すべてはプライスに反映させれてしまった後の事であるという考え。

 

2.「 トレンドには三種類のフレーム・段階・方向がある 」

【トレンドの方向と定義】

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〈1〉上昇トレンド(アップトレンド)

 ➤高値・安値が切り上がっている状態

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〈2〉下落トレンド(ダウントレンド)

 ➤高値・安値が切り下がっている状態

 

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 以上が基本的なトレンドの定義であるが、

 ダウ理論においてはその方向を示す物がもう一つ存在する。(以下)

(3)レンジ相場(トレンドレス・保ち合い)

➤プライスレベルの均衡によって水平的な動きの相場

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 その形状によってはチャート。パターンとして

 ペナント・ボックス・フラッグ等という形で

 保ち合いを表現する事ができるが今回は全体的な概念を

 先行させた解説のため割愛させて頂きます。

 私のレンジ相場に対する見解については以下のLINKで確認をどうぞ

 ※ダウ理論だけに触れたい人は飛ばして結構です。

 ➤ CLICK<レンジ相場は存在しない。曖昧な言葉がトレードに混乱と間違った認識を生む>

 さらにトレンド自体は大きく「三種類」に分けられる。☟

 

【トレンドの種類】

※株式市場を例に

・主要トレンド(メジャートレンド)

 ➤一般的に一年から数年に渡る大きな上げ下げを伴ったトレンド

  長期投資家の主要ターゲットである。

 

・二次トレンド(修正トレンド)

 ➤二次トレンドは主要トレンドに対する修正・調整局面とされるトレンドであり、

  一般的に数週間から数ヶ月続くとされてるトレンド。

  基本的には主要トレンドの推進方向に対して

  おおよそ1/3から2/3程度の逆行(戻り)となる。

  ただしこの戻りの基準は定義された物ではなく絶対的では無い。

  しかしほとんどの場合はこの2/3に内包され

  主要トレンドに回帰していくと言われている。(※1)

  ※1多重フレーム構造の概念がある方は一つ上のフレームの

   左スイング「戻りの範囲」と考えた方がイメージが付きやすいだろうと思います。

 

・小トレンド(マイナートレンド)

 ➤小トレンドは二次トレンドに対する修正・調整局面とされるトレンドであり、

  一般的に三週間以内に終わる。

 

3.「主要トレンドは基本的に三つ段階に分ける事ができる」

 主要トレンドについては通常三つの段階に分ける事ができる。

 ※以下上昇トレンドを例に※

・第一段階

 この段階と言うのはいわゆる先見性のある投資家が

 悲観的な材料はすでに市場にすべて織り込まれたと考え

 買いを集めて(アキュムレーション)いく段階である。

 

・第二段階

 この段階は勢いをもってプライスが上伸し出来高も増加するとともに

 注目を集めだし市場に多くのトレンドフォロワーが参加し始める時期である

 基本的にテクニカル主体のトレードを行っている人々がもっとも利益を

 上げるのがこの時期である。

 

・第三段階

 トレンドの最終段階を指す。テレビや新聞における経済関連のニュースが

 強気を強調し始めそれに同調するかのように一般投資家が増える段階。

 第一段階で買い初めていた投資家が利食いを始めるのがこの段階である。

 先見投資家がポジションを手放し、一般投資家が今更ながらと参加してくる

 まさに最終局面を指す。

 ※この主要トレンド三つの段階については厳密に定義されているものではない。

 

4.「 平均は相互に確認されなければならない 」

 これはトレンド転換のシグナルが有効とされる場合には

 一つの指標・指数におけるシグナルだけではなく二つないし

 複数の指数においてもトレンド転換の有効なシグナルが

 「相互」に発生していなくてはならないと言う事を指す。

 トレンドの転換のシグナルは他の指数からも

 「同意」を得られていない場合においては

 その転換シグナルは無効となり、「直近における主要トレンド」が

 継続する可能性が高いと判断するものである。

 ダウ氏の時代19世紀においてはダウ氏は

 この相関関係を工業平均と鉄道平均に求めた。

 

図:1-1 「 相互に確認されない場合の例 」

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状況:

 鉄道株平均・工業平均共に主要トレンドは上昇トレンドであるとした場合のトレンド先端部から描いている。

 つまり鉄道平均株における上昇トレンドにおける最高値はAとなり、工業株平均の高値は最新の右スイングが

 現在更新中という事になる。ここからトレンド転換シグナルが相互に「発しない」場合について確認して行こう。

 現在、工業株平均についてはAの高値を更新したが鉄道平均については未だ更新しておらず鉄道平均単体で

 考える分には天井の確認の可能性がよぎっている状態である。

 

判断:

前提 = 両平均直近主要トレンドは上昇トレンドである

鉄道平均  ➤ 天井の確認

工業株平均 ➤ 主要トレンド継続

相互確認  ➤ 不一致

結果    ➤ 直近主要トレンド(今回は上昇トレンド)の継続

 

図1-2 「 相互に確認されない場合の例 」

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 状況:

 値が進みまして鉄道平均についてはBの安値を抜き「下落への転換シグナル」を発しました。

 しかし工業株平均についてはCはAより高い水準にあり、DについてもBより高い水準にあるため

 上昇トレンドの様相を維持していると確認できる。

 

 判断:

 前提 = 両平均の直近主要トレンドは上昇トレンドである

 鉄道平均  ➤ 単一で見る限り明確な下落転換シグナル

 工業株平均 ➤ 主要トレンド維持

 相互確認  ➤ 不一致

 結果    ➤ 直近主要トレンド(今回は上昇トレンド)の継続

 

図2-1 「 相互に確認された場合の例 」

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状況:

 鉄道株平均・工業平均共に主要トレンドは上昇トレンドであるとした場合のトレンド先端部から描いている。

 つまり鉄道平均株における上昇トレンドにおける最高値はCとなり、工業株平均の高値も同じくCである。

 ここからトレンド転換シグナルが相互に「発した」場合について確認して行こう。

 

判断:

前提 = 両平均の直近主要トレンドは上昇トレンドである

鉄道平均  ➤ 主要トレンド維持

工業株平均 ➤ 主要トレンド維持

相互確認  ➤ 一致

結果    ➤ 直近主要トレンド(今回は上昇トレンド)の継続

 

図2-2 「 相互に確認された場合の例 」

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状況:

 値は進みまして両平均ともBの安値をDが下回り下落への転換シグナルが発生しています。

 

判断:

前提 = 両平均の直近主要トレンドは上昇トレンドである

鉄道平均  ➤ 主要トレンド(上昇)に対して下落の転換シグナルが点灯

工業株平均 ➤ 主要トレンド(上昇)に対して下落の転換シグナルが点灯

相互確認  ➤ 一致

結果    ➤ 直近主要トレンド(今回は上昇トレンド)から下落転換と判断

 

補足.1

 シグナルの点灯は同時若しくは近しければ近しい程

 望ましいが厳密な定義がある訳ではなく実際には

 株価の場合においては片方のシグナルが点灯してから

 数日・数週間・数ヶ月経ってからもう片方が追従する

 パターンも理論では許容しているためかなり曖昧である。

 

補足.2

 ちなみにエリオット波動論におけるこの点の解釈はダウ理論と異なり、

 エリオット波動論は単一の転換シグナルを有効としている。

 ダウ理論とエリオット波動論はよくセットで紹介されるため両理論の主張が

 一致している物と考えられがちだが一致していない部分もある。

 

補足.3

 為替相場において相関関係をどこに求めるべきか?

 この点については様々な解釈が成されているように思う。

 特定通貨ペアに対する一部の指標の連動的な性質に

 相関性を求めたり(私は複数の理由から懐疑的ですが)、

 もしくはテクニカルが発する売買サインにおける主張が

 複数同時に起こった場合にこの相互確認を求める主張であったりといった具合。

 または複数時間足における連動に対して。

 (※想定に基準がある方はこれが最も容易で確かでしょう)

 ただ株価にしても現代に比べればダウ氏の時代の経済活動は

 より単純であって訳ですが現代における複雑に絡みあった境界の

 曖昧な経済の状況を考える限り、この原則については

 「一時的」ではなくある程度偏った傾向や確率を持った相関性を

 確認・維持できる指標が開発されない限りは

 「確認」は非常に困難ではないかと思います。

 

5.「 トレンドは出来高でも確認されなければならない 」

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この言葉の意味する事を非常に端的に述べれば以下の事を指しています。

 

設定:主要トレンド = 上昇トレンド

 ➤ 上昇トレンド内における推進波(上昇時)に出来高は増加

 ➤ 下落トレンド内における修正波(下落時)に出来高は減少

設定:主要トレンド = 下落トレンド

 ➤ 下落トレンド内における推進波(下落時)は出来高が増加

 ➤ 下落トレンド内における修正波(上昇時)は出来高が減少

 

 つまり主要トレンド方向の推進に合わせて増加していれば「 正常 」であり、

 出来高からもトレンドが確認出来たという結論になる。

 逆に例えば上昇トレンドにおいて前回の高値を更新したのにもか買わらず、

 出来高が上昇していなければ「 異常 」でありつまり、

 出来高からトレンドは確認出来なかったという結論になる。

 そしてその後尚且つ、その後の修正波(下落)において

 出来高が回復しているようならその上昇トレンドは疑わしい状況に

 なってきていると示唆されている事が読み取れるとしている。

 

〈1〉理論内における出来高の位置付け

 ダウ理論の中心はいつも「プライス」である。

 プライスを一次指標とするなら出来高から見て取れるのは二次的な物で

 あくまでプライスの確認指標という位置づけである事を忘れてはならない。

 いつもどんな時も「プライス」ありきで理論は展開される。

 

(2)為替相場における出来高について

 出来高とはそもそも何でしょうか?

 出来高 ➤ 任意の期間内における取引量

 つまりどれだけの取引が行われたかを示す物であります。

 

 しかし為替取引の場合は市場取引よりも基本的に相対取引き(市場の外)である方が

 圧倒的に多いため市場外で行われた取引による出来高(取引量)を正確に把握する事は

 難しいとされています。ただし見る方法が無い訳ではありません。

 先物取引所が出しているデータ等で参照する事は出来ます。

 

 ただし為替における出来高の連動性というのは少々懐疑的であると感じますし

 少なくとも私は見ていません。またインジケーターや特定のラインを

 愛用している方にとっては実際のプライスに対して相対的に

 低い・高いを見るならオシレーターやバンド・特定のラインを

 利用して潜在的なモ―メンタムの現象を確認した方が

 シグナルとしては明確だと感じる方もいるでしょう。

 

6.「 トレンド転換は明白な転換シグナルが出るまでは継続する 

(1)前置き

 まず前置きとしてこの主張は確率的な問題と経験則が背景になっている事を

 覚えておいて欲しい。またダウ理論における当原則は単一解釈とはなっていない。

 「明確な転換シグナル」をどこに置くかは各トレーダーの任意となっているような

 曖昧な部分も含む原則であるため他の原則同様、「主張」と捉える方が正しい。

 また広義の意味で言うならトレンドフォロータイプの手法は

 この原則の中でトレードを行っているはずである。

 

(2)基本的な背景とスタンス

 トレンドは継続しようとする物であるという主張の基、確たる理由もないのに

 無闇にポジションをリリースしたり、トレンド転換と判断するのは早計であるという

 一種の戒めがこの主張にはある。

 その転換シグナルが確証と言える段階になるまでは静観すべきだというスタンス。

 例えば株式を例に原則.4「平均は相互に確認されなければならない」と

 合わせて確認をするのであれば両平均に「明確な転換シグナル」が出現するまで

 その方向。或いは保有中のポジションに対して

 アクションを実行させる事は控よと言う意味である。

 

(3)明確な転換シグナルとは

 

展開例① 上昇トレンド ➤ 下落トレンド

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・ダウ理論における転換シグナル(売買シグナル)ポイント『1』

 CがAの高値を更新した事を確認した後、

 Bを下回った事で上昇トレンドの定義が崩壊する事を理由に

 1のポイントで売りシグナルと判断する場合

 

・ダウ理論における転換シグナル(売買シグナル)ポイント『2』

 「1」のポイントではまだ上昇トレンドの安値切りあがりだけが崩壊しただけであって

 高値の関係は維持されている事から明確な転換では無いと考える人々が下落トレンドの

 定義を満たされるDの安値をブレイクしたポイントを売りシグナルと判断する場合。

 

展開例② 上昇トレンド ➤ 下落トレンド

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・ダウ理論における転換シグナル(売買シグナル)ポイント『1』

 Cの高値をEが超えられなかった事を確認後、D点を抜けられた事で下落トレンドの定義を満たし

 このポイントを売りシグナルと考える場合。

展開例③ 下落トレンド ➤ 上昇トレンド

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・ダウ理論における転換シグナル(売買シグナル)ポイント『1』

 CがAの高値を更新した事を確認した後、

 Bを上回った事で下落トレンドの定義が崩壊する事を理由に

 1のポイントで買いシグナルと判断する場合

 

・ダウ理論における転換シグナル(売買シグナル)ポイント『2』

 「1」のポイントではまだ下落トレンドの高値切り下がりだけが崩壊しただけであって

 高値の関係は維持されている事から明確な転換では無いと考える人々が上昇トレンドの

 定義を満たされるDの高値をブレイクしたポイントを売りシグナルと判断する場合。

展開例④ 下落トレンド ➤ 上昇トレンド

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・ダウ理論における転換シグナル(売買シグナル)ポイント『1』

 Cの安値をEが超えられなかった事を確認後、D点を抜けられた事で上昇トレンドの定義を満たし

 このポイントを買いシグナルと考える場合。

 

(4)1と2と別れているシグナルはどちらを優先すべきか?

 展開例①と③における1と2のシグナルの優先順位は実は理論の中で

 明確に定義されてはおらず各トレーダーの判断に委ねられている。

 客観的に考えるのであれば根拠としては後者「2」の方が強いと

 考えられるが「1」であろうと「2」であろうとダウ理論の問題点の

 代表的な物の一つ「シグナルが遅い」事には変わりがない。

 この点については改めてダウ理論の問題点を扱った記事を

 機会があれば書いて見ようかと思います。

 

7.「 終値だけを使用する 」

 これは原則には含まれませんが重要と考え紹介しておきたいと思います。

 ダウ氏は基本的に終値が重要と考え終値以外については考慮しないと説いています。

 

 例えば売買シグナルに関してもその日の高値・安値に置いてシグナルが出たとしても

 実際に終値がそのシグナルを発する水準を超えていなければそのサインは有効では無いと

 判断するといったスタンスである。また抜け方に関しても立場は別れ、シグナルに当たる

 高値安値に対し0.1pipsでも抜けたら有効と考える場合と特定の値幅(様々な基準がある)

 例えば1ドル以上の抜け以外は有効では無いと考える立場の二つがある。

 

 ダウ氏の立場については前者となり、ダウ理論を体系化させたハミルトンも

 やはり前者の立場を通している。

 私としてはそもそも高値・安値についてまったく考慮しないというのは許容出来ない

 主張であるがシグナルに関しては終値での判断が望ましいと考えています。

 

「 私の考えその② 」

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※ダウ理論だけに触れたい人は飛ばして結構です。

 先程の明確な転換シグナルという物を私は1波想定の基点形成(想定)と捉え、

 この基点形成を予測不要に体系化し4つの種類に分類した上で機械的な想定に反映させています。

 ダウ理論にこの基点想定を当てはめると最大二種類しかありませんが実際には4種類の

 明確なパターンが存在すると考えそれぞれを定義している訳です。

 

 私は1波を基点、2波を次点と呼んでいますが

 ダウ理論然り、エリオット波動論然り、それぞれの

 状況や地点を指す名称は実はいくつかバリエーションが存在します。

 私の場合は私が仮説として立てている

 コンセプトを説明する際に基点・次点と表現した方が

 説明し易いのでそのようにしているだけで誰かに説明する機会が無い方は自分が

 分かりやすい表現でまったく問題無いと思います。

 

 私が考える基点形成については過去の記事の中でも

 少し触れた事があるような気がしますが

 機会があれば改めて一部を紹介しようかと思います。

 また少し上段へ戻りますがトレンドの種類に

 関しても私は少し解釈をより体系化した形へ定義し直しています。

 ダウ理論もエリオット波動論もその中で定義・原則と位置付けられている

 物は多いですが厳密には曖昧さが介在していたり

 事後的な認識でないと厳しい物が多く含まれます。

 ですが私達は今・現在・進行中の現値に対して

 最新状況を把握し現値に対して想定を建てていく必要がある訳です。

 ですので仮説とコンセプトを組み直して私は私でトレードを体系化させています。

 

 私の手法で無くともおそらく純粋にダウ理論・エリオット波動論の

 原文そのままを鵜呑みにして利益を上げている方は少ないと思います。

 足りない物、矛盾、それを補う理論や仮説を組んで利用している方が多いかと思います。

 私は為替においてはエリオット波動論の信奉者ではありません。

 しかしダウ理論に関してはモデルを構築する上で非常に役立つ思います。

 

 いずれにせよダウ理論・エリオット波動論の共通項は何かと一度考えるべきです。

 理論の中の共通項は一旦置いておいてもっと本質的な部分の共通項は何かと考えるべきです。

 それはダウ氏然り、エリオット然り、その本当の共通点は

 自分で観察し仮説を立て自分の視点で語った事でしょう。

 その時点においての大衆の逆を行き常識を打ち破った訳です。

 そして今それはすでにもう常識になってしまったという事。

 知識は確かに必要ですが知識量は結果に比例しない。

 ただ貪欲に探求心に身を任せるうちに知識は勝手に

 増えていくだけであって知識そのものが重要ではないと考えます。

 「 大衆の逆を行け 」「 常識を疑え 」

 この言葉をみなさんと噛みしめながら本日は終わりたいと思います。

 非常に長くなりましたが最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 高 山

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