FXトレードの勝率を高めるために『始値の優位性を理解する』静的始値と動的始値について


 

ー 今回のテーマ -

ーソク足における始値の持つ優位性

 

ー 問題提起 ー

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 ローソク足が持つ四本値について考察をされた事がありますか?

 四本値とは始値、終値からなる本体と高値、安値からなるヒゲで構成された

 ローソク足一本で読み取れる情報を指します。

 この中の始値について今回はお話させて頂こうと思います。


 

ー 始値について着目した理由 ―

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 当たり前の事を当たり前で終わらせず着目する事で、

 一見当たり前である事の中にヒントがある事が多々あります。

 例えば一枚のチャートの中にローソク足が何十何百とある中で、

 それが陽線陰線であると確認できる足は

      そうでない足に比べて多いですか少ないですか?

 考えるまでもないと思いますが陽線・陰線と見てすぐ確認できる足の方が

 そうでない足よりもはるかに多いという事が見てとれるはずです。

 これは言い換えるとつまり値というのは、

 「 始値をまたいだ方向へ動きやすい 」という事が言えるはずです。

 私の始値に対する考察はここからスタートしています。

FX初心者の方も是非、お付き合いください。


 

ー 始値に対する値の動きを考えてみる ―

 私は始値というものを「 表面的な地上 」と表現しています。

 「 潜在的な地上 」という物はオシレーター等で見るものになりますが、

 それはまたオシレーターのお話の時に。

 ローソク足における始値を地上と考え、その上下は無重力空間が広がっていると

 考えてください。例えば地上でジャンプすれば跳ね上がるために地上を蹴る事ができます。

 しかし無重力の上空では蹴る事はできませんね?

 スカスカの空中を蹴り上げても推進力は得られません。

sample

 この事をローソク足と値に置き換えてみれば例えば売るべき状況を想定していた時、

 始値から遠い上空からは非常に売りにくいわけです。

例えば買うべき状況を想定していた時、始値から遠い地下からは非常に買いにくいわけです。

 実際のローソク足で見てみましょう。

 ローソク足の「 中 」の動きを見るためにマルチキャンドル系インジケーターを用いています。

 大きなローソク足に対しての中の小さな時間足の動きを観察していきましょう。

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 いかがでしょうか?始値に対して値が抜けた方向へ行きやすい、

 また例えば左から三つ目の陰線内、順調に下落していたものが

 「 始値が更新された瞬間 」に上昇へ転じています。

 始値をまたいでヒゲを形成している時の動きも参考画像に残しておきます。

 始値ごしの動きに注目してください。

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 例えばこういったタイミングが次点からの売買を待っていた時であったら。

 例えばこれが指標発表のタイミングであったら。

 例えばエントリーすべきプライスアクションが始値をまたいでいたら。

 逆に今あげたすべての事に対して値の距離が始値に対し逆の状態であれば、

 それは優位性ではなくネガティブな要因となるわけです。

 優位性とは相対的な性質を持つものである事が多いです。

 優位性に働くという事は立ち位置を変えればネガティブに作用する事もある。

 この関係が一方に偏るとそれは優位性ではなく「 傾向 」であると私は扱います。

 またこれはすべての優位性に言える事ですが大切な事は、

 「 見るべき時に見る 」事が前提にあるという事を忘れないでください。

 これは何か優位性等を紹介していく時にたびたび言葉に残していこうと思います。


 

ー 静的始値と動的始値について ー

 今お話してきた中で参考画像を出しましたが、

 あれは静的始値を指します。

 静的始値とは単純に見た普通の始値の事を指します。

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< 静的始値の利用方法 >

 これは単純にです。始値である水平線を見るべき時、

 エントリーで見るべきアクションが始値越しに起これば優位性を

 見方につけたと言えるでしょう。

 逆にポジションを保有している状態で利益が出ているのなら、

 大きな時間足の切り替わり(地上のリセット)には気を付けなければいけません。

< 静的始値の性質と動的始値 >

 さてここでこの静的始値が含んだ要素について考えてみましょう。

 これは単純に「  」だけなのです。

 静的始値は「 値 」だけを背景とした優位性となります。

 それに対する「 動的始値 」(※1)という物があります。

 これは「 値と時間 」の要素を含んだ始値となります。

 実はこれはローソク足を扱う時に避けられないある障害を解消する事にもなります。

 一言で言えば構造を分解する。これは波を描く場合の考えにも通じる所があります。

 この「 動的始値 」については生徒さん向けの鍵付き記事と

 なっておりますが「 値と時間 」というキーワードから

 自力で考え出す事はそう難しい事ではないと思いますので

 是非、みなさんも動的始値について考え生み出してみてください。

 ヒントとましてはおそらく一段階目の気づきはわりと多くの方が

 到達できると思います。しかしもうひとひねり入れないと形になりません。

 それが「 ローソク足を扱う上で避けられない障害 」を打破する事に目を向ける事となります。

 また力関係としては 動的始値 >> 静的始値 となります。

 またあらゆるラインは「 値 」だけのものと「 値と時間 」を含んだ物があります。

 その力関係も同じく後者の方が強いものとなります。

 FXのコツは当たり前の事に着目する事です。

 わかったつもりでいる事がいかにもったいな事か今一度考えてみてはいかがでしょうか。

 

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4 件のコメント

  • 各々の記事を非常に興味深く拝見させて頂いています。
    この様な記事を書いて頂き有難うございます。

  • 静的始値について、純粋に目から鱗です。値と時間について考えてみます。楽しみが出来ました。ありがとうございます。

    • >Tatsuoさんへ

      コメントありがとうございます。
      静的始値に対してこの記事は表面的な事しか述べていません。重要な事はこの静的始値(つまりただの始値)というのは最小のプライスアクションが起こる所であるのです。その結果、そのプライスアクションが陰線なり陽線なりその任意の期間の中でうまれたプライスの偏りからこの記事で書かれているような「結果」となるだけであってこのテーマの真の意図というのは「場」についての話であったりします。高山

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