【FX】本当にトレードに適した時間とはいつなのか?

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【 今回のテーマ 】

 ・本当にトレードに適した時間とは一体いつなのか?

【 一言 】

 今回も「当たり前」とされている相場の常識に対し少しだけ視点を変えて考えて行きましょう。

 

【 今回のポイント 】

 1.一般的見地から語られるトレードに適した時間について

 2.一般的な解説・解釈の問題点 

 3.理論を展開するにあたってアプローチを検討

 4.単純な観察傾向からアプローチする場合

 .本記事は為替について記述しております。

 

【一般論におけるトレードに適した時間の定義】

 トレードにおいて一般的見地から語られるトレードに適した時間とは

 トレードに適した時間 = 値が良く動く(注文が多く入る)時間帯と

 定義されている場合が多いかと思います。

 

【 一般論における解釈・解説の根拠について 】

 この値が良く動く(注目数の多い)時間帯については所謂三大市場を

 ベースに語られるケースをもっともよく目にします。

 各市場時間帯における特徴・特性を背景に解説される事が多い訳ですが、

 仮説の範疇を超えない、つまりその特徴については正確な情報・根拠の取得が

 実質不可能な物を中心として語られているという事が多いかと思います。

 取得できるいいくつかの情報の場合においても非常にざっくりした情報でしか取得できず尚且つ、

「中身」についてはわからない情報を頼りに語られる常識、いかがでしょうか?

 仮説ベースで話が始まる事が悪いという事ではないのです。

 考察も研究も最初は仮説からスタートするのですから。

 しかしそれを確かめる観測基準・方法 / 評価基準・方法が

 無いのならそれは確かめようのない机上の空論であり

 実務ベースで利用するにはあまりに儚い情報と言えるのではないでしょうか?

【 一般論における解釈・解説の問題点について 】

 例えば出来高等について一部閉ざされた枠の中でその数値を把握出来る術は

 ありますが全体としての正確な数値を知る術は残念ながら存在しません。

 そこから派生する流動性やトレンドの強弱といったものについても測定方法が定義・確立

 されておらず非常に曖昧な概念がありきで話が展開されている事が多いように感じます。

 仮にそのような理由を元に論を展開するのなら目的が先行した確立された

 想定方法や評価基準が明示されなければ認知出来ません。

 又、仮に三大市場の特徴をベースに語られる理屈が正しいと仮定したとして

 値がよく動く時間帯を定義出来たとしても、

 値がよく動く時間「から」ポジションを持ちだすのはむしろリスクが高いでしょう。

 値が良く動く時間帯であるとしてしかし、値がどちらへ動くかがわかるわけではないのですから

 任意の期間、例えば日足で言えば前半からの下降が促進されるのか大きく反転に転じるのか

 上下に振られるのかはわからない。が、いずれにせよ加速する時間帯と考えるのならそれは

 すでにポジションをもっているトレーダーが利益を伸ばし決済する時間帯であって、

 そこから入るにはあまりに遅くリスクの高い時間帯と言えるのではないのでしょうか?

 

【 問題点を端的に整理 】

 1.根拠となる情報の数値化や客観的観測が困難な理由をベースに一般的見地から語られる常識的解釈

 2.仮に注文数の増加の見込める時間帯=良く動く時間帯=とするならば

  それは=加速点でありエントリーではなく決済フェーズで見ているべきであると考える。

  つまり一言で言えば具体性と認知可能な情報に基づく根拠に欠けるという事です。

 

【私からの提案】

 そこで今回は視点を少し変えてチャートを見る事にしてみましょう。

 認知不可能な小難しい理由を並べる前に、最初は単純観測から見てとれる傾向から

 トレード時間に対する考察を図って見ましょう。

 目的や前提を決め、過程を組み立て、ビジュアライズし確かめる。

 この基本的なアプローチはとても有効ですがその中でも今回は

 とてもシンプルなアプローチである単純観測による考察を例に優位性の探し方を紹介。

 

【 トレードに適した時間について定義を再設定する 】

 まずは改めてトレードに適した時間を定義し直さなければなりません。

 例えば一本のロウソク足を思い浮かべて下さい。

 分・時間・日・週・年という囲いの違いはありますが

 いずれの囲いの中でも必ず最高値があり最安値が存在します。

 当然ながら最安値~最高値間、最高値~最安値間が「その期間」において

 もっとも値幅が稼げた時である訳です。(※1

 そう考えると定義も非常にわかりやすくまとめる事が出来そうですね。

 

補足(※.1

例えば最安値~最高値間、最高値~最安値間が「その期間」において

もっとも値幅が稼げた時であるというのはロウソク足の仕組み上、

時間や足を問わず必ずそうであるといえる単一解釈による認知・確認が

可能な事柄である訳です。基準や前提はこういった解釈のふり幅が無い(可能な限り1若しくは1に近い)

物を選択し仮説や前提を支える必要がありますがその選択肢はチャート上ではそう多くないですから

よくよく考えてみれば目を向けれるべき対象は常に限定的で見つけやすいのです。

チャートにある物しか使えないのですから。

 

[ 本記事における新たな定義再設定 ]

定 義

 その日先につける最高値・最安値が形成され易いタイミング = トレードに適した時間

 以上をトレードに適した時間と定義します。

 よってチャート考察における目的は当然ながら以下のようになります。

目 的

 最安値・最高値のうちその期間において最初に作られる高値・安値は

 その期間内においていつ頃作られる事が多いのか?

 

【 チャートを実際に観察して見ましょう 】

 さて定義が決まり、定義に即した目的が決まりました。

 これで漠然とチャートを見て自分は一体何を探しているんだ…という事になる事態は

 避けられそうですね。それでは実際に見ていきましょう。

【観測方法】

 私は市場ベースで語られるトレードに適した時間という方向からアプローチはしていません。

 今回はその(任意のあらゆる期間足)ローソク足内においてどの地点でその日最初につける最高値/最安値が

 形成され易いのかを調べたい訳ですから以下のような市場ベースの分割ではなく、

 以下のようにその期間を四分割で見ていく事にします。

さらに以下のように番号を割り振り分類して集計を実行します。

大きく前半と後半を➀、②としその中をさらにに分割しております。

【 集計結果 】

日足 315本(ユーロ/円1/29~)

➀270本 85.7% (270/315) 

 (1)188本 全体では59.7%(188/315) ➀内では69.6%(188/270)

 (2)82本   全体では26.0%(82/315)      ➀内では30.4%(82/270) 

②45本 14.3% (45/315)

 (3)42本     全体では13.3%(42/315)    ②内では93.3%(42/45)

 (4)03本     全体では1.0%(3/315)         ②内では6.7% (3/45)

 

【 単純観察結果-Ⅰ 】

 集計の結果明らかに強い傾向が確認出来る。

 最初につける最安値/最高値は実にその85.7%がその期間(今回は日足)における

 前半に形成される事が認められた。

 又、その前半部を二分してみた場合69.6%、ほぼ七割が(1)において形成が

 集中している事が見てとる事が出来る。

 上記集計は日足を用いているためこれを日本時間に置き換えてみると、

 遅くとも東京時間の前半までにその日にポジションを有する事がその後、

 その期間(この場合は日足)においてもっとも利幅を獲得出来る可能性が高いとなります。

 

 しかしこれは他の時間足でも同様に見てとれる有意差なのでしょうか?

 今回観察にあたっての「前提」はローソク足においてどの期間(任意の選択期間)に関わらず、

 その期間における最初につける最高値/最安値が形成され易い地点・範囲はどこか?という

 事で行っておりますのでこれが日足だけに見てとれる有意差なのかどうかは確認しておくべきでしょう。

 という訳で実に恣意的な期間の切り取り方と言えそうな4時間足についても集計を行いました。

4時間足 450本(ユーロ/円1/29~)

➀392本 87.1% (392/450) 

 (1)278本 全体では61.8%(278/450) ➀内では70.9%(278/392)

 (2)114本   全体では25.3%(114/450)      ➀内では29.1%(114/392) 

②58本 12.9% (58/450)

 (3)52本     全体では11.6%(52/450)    ②内では89.7%(52/58)

 (4)06本     全体では1.3%(6/450)         ②内では10.3% (6/58)

 

【 単純観察結果-Ⅱ 】

 日足の集計結果と同じ形でバイアスに明確な傾向が出ていますね。

 最初につける最安値/最高値は日足の場合85.7%がその期間(今回は日足)における前半に

 形成される事が認められたが四時間足についても実にその87.1%が前半に集中している事がわかる。

 又、全体を四分割した中での傾向も日足の際と同じく(1)に強く偏りが見られる。

 またその任意の期間において後に形成される(四本値の三番目)最高値若しくは最安値が

 形成され易いのは⑶、⑷であるため以下のような事が言える。

 単純な形成パターンの傾向を背に考えるのならば、

 ⑴でポジションを持ち、⑶~⑷で決済を行う事がもっとも値が一方向へ

 推進した状態即ち逆行の少ないポジションのヒストリーを形成する

 確率が高いであろうという事。

 

 

【 一般的見地から語られるトレードに適した時間に問う 】

 さて一般的見地から語られる「トレードに適した時間」にあたる時間帯は

 上記の集計に4分割及び2分割の中でどういった位置にあるでしょうか?

 私にはとてもそれがトレードに適した時間だとは思えませんが。

 もし日足という枠だけで一般的に言われる所謂トレードに適した時間を

 上記集計結果を踏まえて見た場合、先にも述べましたが私には

 「すでにポジションをもっているトレーダーが利益を伸ばし決済する時間帯にしか

 見えないのですが如何でしょうか。

 尚且つ日足に対して三大市場に相関性を求めるとしてではなぜ他の時間足でも

 同様の傾向結果が見てとれるのでしょうか?この視点からトレード時間について覗き見る時、

 三大市場をベースに各市場特性・出来高・市場参加者等から語られる事柄が実見無意味に見えてなりません。

 

【 疑問に言及する 】

 さて前提-目的-認識-考察と進めてきた訳ですがここで一つの疑問が残ります。

 集計結果を振り返る時、では一体「なぜ」特定のエリアにこれ程までに圧倒的な

 形成タイミングが集中しているのでしょうか?

 私の生徒さん達には別の質問をしましょう。

 この形成タイミングが集中している期間、どの時間足でもそうですが

 私たちがエントリーを行う事が非常に多いタイミングと同じではないでしょうか?

 そう考えると「なぜ?」についての理由の一つがわかりやすい形で腑に落ちるかと思います。

<生徒さん向け答え合わせ動画>

 

 ※閲覧PASSは以下の「生徒さん向けお知らせページ」の2/11付けの更新欄に記載

 PASS取得 ➡ 「 点呼メンバー卒業生向けお知らせ用PART.2 」

【注意・補足】

これらは「一貫した環境認識」の術があり、想定における単一解釈の答えが

出せるようなトレードが確立されていなければ以下の問いに沿って利用する事が出来ません。

「いつ」「どういった目的で」「どのように」これらがあってはじめて傾向や

道具は道具として形を成すのです。無論、生徒さん達にとっては造作も無い事でしょう。

【 一般的な常識と照らし合わせて見る事の重要性 】

 いかに常識という物がは張りぼての偶像であるかという事。

 又常識という物の前に人はいかに盲目かという事。

 受け入れる理由が「常識だから」であってはいけません。

 具体性が無く確かめようもなく誰が言い出し方もわからない。

 何より信じられるのは仮説をもって臨み、自らの目で確かめられる情報なのです。

 常識的な見解を知っておく事は大切です。その常識に対して「なぜ?」という形で

 向き合うとそこにある矛盾な足りない物に気づける事が多々あります。

 常識をただ疑うだけではいけません。常に「なぜ?」と問い、そして自分の視点で

 考える事が私は大切だと思います。

 考える事を失った時、あなたは大衆へと流れるのだと思います。

 それではまた。高 山

■ 今回の記事は以上になります。高 山

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